矯正治療の中で使用される各種矯正装置には、使用目的が同じでも先生や患者様に合わせ様々なものが御座います。
また同じ矯正装置でもワイヤーのサイズや硬さ、クラスプの種類や形状、床の大きさ厚み等先生方それぞれにお考えをお持ちだと思います。
当技工所では一つ一つ丁寧に、先生のお好みやその患者様に対する設計に合わせて製作しております。
適合へのこだわり
どのような技工物を製作する場合も適合は一番大切と考えます。ワイヤーを正確に曲げることはもちろんですが、レジンの操作方法や重合方法などを研究し、精度良く適合した矯正装置の製作を心がけております。
耐久性へのこだわり
歯の移動や保定等のための矯正装置ですが、治療途中や保定期間中に破損してしまっては本来の役目が果たせません。それだけでなく再製作などにより医院や患者様にも大きな負担がかかってしまいます。
ワイヤー屈曲やろう着の際の注意点に加え、当技工所では床に入るワイヤーに接着処理をすることによりワイヤーとレジン間からの破折を防ぎ、補強線とレジンの一体化を図ることで強度を確保しています。
また、レーザー溶接機の導入により口腔内での劣化が少なく、強度の高い接合が可能になりました。